肺癌
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小型末梢肺腺癌手術例におけるArgyrophil nucleolar organizer regions (AgNORs) の観察と患者の予後との相関
由田 康弘井内 康輝米原 修治立山 義朗西阪 隆山岡 直樹津谷 隆史長谷川 健司山木戸 道郎
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1992 年 32 巻 2 号 p. 213-222

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抄録

腫瘍径3cm未満の小型末梢肺腺癌切除例52例を対象に, AgNORs染色を行い病理組織学的所見と比較し予後との関係を検討した. 核異型度及び核分裂指数とAgNORs数との間に有意な (P<0.01) 相関を認めたが, 組織分化度や病期分類との相関は認めなかった. 一方, AgNORs数によって3群 (AgNORs<2.5, 2.5≦AgNORs<4.0, 4.0≦AgNORs) に分けると, AgNORs数の少ない群は, 有意に高い生存率を示したが, 病期I期の30例のみで検討すると, 3群間の生存率に有意な差はなかった.

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© 特定非営利活動法人 日本肺癌学会
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