世界のハンセン病の疫学は各国の保健担当の部署から世界保健機関 (WHO) に報告される。報告されたデータはWHOによってまとめられ、速報的に週間疫学記 (weekly epidemiological record) に掲載される。今回、2006年初頭のデータが報告された。それによると、1,000例以上の新患発生のある国々が世界で17ヵ国あり、新規患者数が増加傾向にある国も存在することが示された。早期発見と無料薬剤の安定的供給を継続するとともに、医療サービスの統合化が重要であることなどが述べられている。