日本ハンセン病学会雑誌
Online ISSN : 1884-314X
Print ISSN : 1342-3681
ISSN-L : 1342-3681
ハンセン病と医学 II
絶対隔離政策の進展と確立
森 修一石井 則久
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 76 巻 1 号 p. 29-65

詳細
抄録
ハンセン病政策と医学の関わりに焦点を当て、特に隔離政策について、日本の隔離政策の独自性と世界の政策との共通性を考察した。世界のハンセン病史、欧州の隔離の歴史を考証し、近代医学が隔離を提唱する背景と日本の隔離に与えた影響を歴史的、医学史的に検討した。また、絶対隔離政策進展の経過とその背景、プロミン以降の世界の隔離、日本に於ける隔離継続の要因を考察した。
著者関連情報
© 日本ハンセン病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top