高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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ワークショップ :「失書」の症候論とリハビリテーション
失書とリハビリテーション : いくつかの問題
水田 秀子
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2009 年 29 巻 2 号 p. 239-246

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抄録

失書とリハビリテーションを考える上で,論議されるべき問題について提起した。1 つは,失行性失書に関し,失行性という呼称によって見失われがちな問題について,ことに表象レベルの検討の必要性について言及した。第2 に,語義聾に認められた lexical writing の紹介から lemma が果たす役割を考察し,漢字書字の障害レベルについて注意を喚起した。最後に,失語性の失書について,その書字分析から非流暢性の要因を探り,症例の検討を通して,リハビリテーションの成立に症候分析が重要であることを提示した。

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© 2009 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
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