高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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サンドイッチセミナー 1
神戸から始める認知症の人にやさしいまちづくり
古和 久朋
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2019 年 39 巻 2 号 p. 218-221

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抄録

  神戸市では認知症の人にやさしいまちづくり条例を施行し, 二段階方式で行う認知症の診断助成制度を 2019 年 1 月より開始した。さらに, 認知症の人が関わった事故が発生した際に, 事故賠償責任が生じない場合でも救済が可能となるよう, 給付金制度と個人賠償責任保険の二本立てによる認知症事故救済制度を 2019 年 4 月より開始した。これらの制度運営に必要な財源を市民への超過課税により確保することも含め認知症「神戸モデル」と名付け, 市民への周知をはかっている。本稿ではこれらの制度が誕生した背景とその実際の仕組みや運営方法, 他の自治体の賠償支援制度との違いについて解説した。また “認知症「神戸モデル」”や真の “認知症の人にやさしいまち” を目指す上での課題を提示した。

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© 2019 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
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