抄録
現在,日本の社会福祉士養成は,大きな転換期を迎えている.2007年12月に社会福祉士及び介護福祉法が改正され,2009年度より新たな養成カリキュラムが開始された.このような転換の背景には,国民の福祉・介護ニーズの多様化・高度化があり,社会福祉士には,このようなニーズに応えるような一定水準の実践力が求められるのである.しかし,ここで,どのようにして一定水準の実践力を養成するのかという課題に直面する.これは,どのように実践力を養うのかという実習の方法論の課題であると同時に,どの程度であれば一定水準に達成したと見なすのかという評価方法の課題でもある.そこで,本研究では,新しい教育評価法である「ルーブリック(Rubrics)」に注目し,相談援助実習指導の評価に対するルーブリック評価の応用について,実際に,実習前の相談援助実習指導の実践に応用して研究をおこなった.