2017 年 2017 巻 27 号 p. 676-681
インターネットの普及が急速に進み,その利用人口の増加が著しい.当初は特定なコンピュータを接続するクローズなネットワークであったが,現在では不特定多数のコンピュータを接続するオープンなネットワークとなり,携帯電話や家電,コンビニのPOSシステム,銀行決済,ネットショピングなど,日常生活に必要不可欠なインフラとなっている.しかし,その利用にまつわるトラブルも頻発し,インターネット利用におけるリスクが増大している.インターネット利用における利用者個人のリスクとしては,ウイルス感染による個人情報の流出や詐欺等の被害の他,他者の権利侵害や名誉毀損などがある.これは現実社会でも同様に発生するが,インターネットの開放性とデジタル情報の特性により,伝達速度および被害の大きさ,終息処理の難しさにおいて現実社会とは大きく異なっている.本研究では,若者のインターネット利用がスマートフフォンによるSNSが中心であることから,SNS利用におけるリスク要因を明らかにするために,質問紙による調査を実施した.