やぐら遺跡伝承文化研究会
2023 年 2023 巻 33 号 p. 561-574
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本稿では,新約聖書に収納された巻であるガラテヤ人への手紙が裏返し構造であるか否かを検証した.その際,当該テキストにおける既知の構造的キアスムスである,Blighが考案した図式を前提に,かかる図式を構成する要素対が対照的な関係であるか否かを確認することによる判別をおこなった.本稿の分析の結果,当該図式を構成するすべての要素対が対照的な関係であることが明らかになったため,テキストは裏返し構造であることがわかった.
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