日本女子大学
2003 年 12 巻 p. 55-64
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本フォーラムの報告は、コメニウス教育思想をデカルト的近代と中世的な宗教性やルネッサンス的科学の双方に根ざした多義的な過渡期の思想として読み直すことを通して、従来18世紀啓蒙思想の陰に隠れて見過ごされてきた17世紀教育思想の再解釈を試みようとしている。本司会論文は、こうした報告の問題提起を、教授・学習論という角度から再構成し、コメニウスにおいて新たに成立した学習概念の歴史的位相を明らかにすることを目指している。
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