人文地理学会大会 研究発表要旨
2009年 人文地理学会大会
セッションID: 305
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第3会場
幕張ベイタウン居住者の現住地選択に関する意思決定過程
*久保 倫子
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抄録

 本研究は,幕張ベイタウンにおいてマンション居住者の特性を踏まえて,現住地選択に関する意思決定過程を明らかにすることを目的とする.幕張ベイタウンは,幕張新都心として千葉県企業庁によって東京湾の埋立地に開発された.調査方法は,幕張ベイタウンに居住する112世帯への質問票を用いた対面インタビュー(2009年4~7月)による.幕張ベイタウン居住者の多くは,親の代に郊外での住宅購入を経験している郊外第二世代であり,彼らの探索地域は親の居住地と就業先への近接を好む傾向がある.また,幕張ベイタウンの初期の入居者の探索範囲は東京大都市圏内に広範囲に分布しているものの,分譲時期が新しくなるほど千葉市内およびその周辺市町村での探索に限定された.

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© 2009 人文地理学会
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