ヘルスプロモーション理学療法研究
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原著
負荷方法の違いが筋活動に及ぼす影響
中江 秀幸村田 伸甲斐 義浩相馬 正之佐藤 洋介
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2014 年 4 巻 1 号 p. 7-11

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抄録
〔目的〕上腕二頭筋を被験筋とし,負荷量と負荷条件の違いが筋出力調整に与える影響について筋電図学的検討を行った。〔方法〕健常成人女性15名を対象に,肘関節90度屈曲位における最大随意等尺性収縮(MVC)力に対する30%,50%,70%の負荷量を設定した。負荷条件として,表示される画面をみて被験者自身が負荷量を調節する「自己調節」と検者が調節する「他者調節」を設定した。〔結果〕負荷量と負荷条件による二元配置分散分析で有意な主効果を認め,「自己調節」よりも「他者調節」の筋活動が有意に高く,両負荷条件ともに負荷量が漸増するにつれ,筋活動も有意に増大した。〔結語〕同一負荷量の場合,「他者調節」の負荷条件がより高い筋活動を得られることが示唆された。
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© 2014 日本ヘルスプロモーション理学療法学会
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