ヘルスプロモーション理学療法研究
Online ISSN : 2187-3305
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症例報告
下腿コンパートメント症候群後の尖足改善を目指したストレッチング
―スタティックストレッチングとコントラクトリラックスを比較した一症例―
吉永 龍史束野 哲志平井 奉博高野 雅弘渡邉 靖晃友清 隆之榮 彩人田所 広太
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2015 年 5 巻 1 号 p. 37-43

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抄録
左総腸骨動脈損傷後,左下腿コンパートメント症候群が発生し,尖足となった本疾患例を経験した。20歳男性の背屈角度を改善するために効果的な方法を検討するためスタティックストレッチング(以下,SS)とコントラクトリラックス(以下,CR)の治療前後の比較と両者の違いについて検証した。その結果,SS とCR ともに治療前後で有意に背屈角度が即時的に改善した。しかし,SS とCR の間には差が認められなかった。本研究のストレッチング方法を活用することは,一つの治療手段になる可能性がある。
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© 2015 日本ヘルスプロモーション理学療法学会
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