2020 年 9 巻 4 号 p. 201-204
[目的]下肢反復開閉運動を用いて中年者,前期高齢者,後期高齢者の下肢敏捷性の違いを検討することを目的とした。[方法]対象は上肢の整形外科疾患により外来リハビリテーションに通院している45名(男性10名,女性35名,平均年齢68.6±27.7歳,身長156.1±38.9cm,体重56.0±26.3kg,BMI22.8±9.1)とした。対象者は,45歳以上64歳以下の中年者15名,65歳以上74歳以下の前期高齢者15名,75歳以上の後期高齢者15名の3群に分類した。対象者に下肢反復開閉運動による下肢敏捷性を測定し,各群を比較し分析した。各群間の比較について一元配置分散分析を用い,その後の多重比較にはBonferroni の方法を用いた。[結果]中年者の平均施行回数は18.0±2.5回,前期高齢者は16.5±2.4 回,後期高齢者は15.0±2.1回であった。後期高齢者の施行回数は中年者の施行回数よりも有意に少なかった。その他の群間には有意差は認められなかった。[結論]後期高齢者は中年者と比較して下肢反復開閉運動の施行回数が少ないことが確認された。