新梢先端付近の摘葉処理,およびBA散布時期が切り返し,芽かきを行った2年生苗木‘ふじ’のフェザー発生に及ぼす影響を検討した.
長めのフェザーを多く発生させるためのBAの散布適期は,新梢が20~30cmとなった時期であった.新梢先端の葉身長が3cm未満の未展葉の若葉を摘み取る処理は‘ふじ’の2年生苗木に対するフェザー発生促進効果が高かった.摘葉処理は5,6日ほどの間隔で2~3回繰り返すことによって,より一層フェザー発生効果が高まることが明らかとなった.BA散布と摘葉処理の組み合わせによる相乗的なフェザー発生効果も認められた.