園芸学研究
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繁殖・育苗
ピーマンの栄養繁殖における挿し穂増殖法の検討
淨閑 正史奥田 将司滝沢 紀美子中川 卓也丸尾 達塚越 覚北条 雅章篠原 温
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2014 年 13 巻 2 号 p. 119-124

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抄録
ピーマンでは栄養繁殖を前提として育成された品種の増殖を目的とした栄養繁殖法が報告されているが,株当たりの増殖効率が極めて低い.そこで,増殖効率の向上を目的として,母株の主茎摘心節位,側枝の腋芽残存数および培養液濃度が挿し穂採取数に及ぼす影響について検討した.その結果,母株を第8葉上で摘心し,一次側枝および二次側枝の腋芽2個が母株に残るように側枝を採取し,施肥量を多くすることで挿し穂の採取効率を大幅に向上できることを示した.また,得られた挿し穂の発根率は極めて高かった.
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© 2014 園芸学会
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