カナリア諸島とマデイラ諸島を原産とするマーガレットの育種に取り組み,切り花用と鉢物用を併せて35品種を育成して品種登録した.切り花用品種では,‘在来白’ と同等の花型の ‘サザンエレガンスホワイト’ 等11品種を育成した.鉢物用品種では,耐暑性と秋からの連続開花性がある ‘サンデーリップル’ 等24品種を育成した.マーガレットに新たな花色や香気成分を付与するため,マーガレットを種子親にハナワギクの花粉を属間交配し,新たな花色の ‘ピーチクイーン’ や香気成分を持つ ‘風恋香’ などの属間雑種を育成した.