抄録
栽植密度の高い葉根菜栽培にマルチを摘用するため,マルチの設置と播種作業を同時に行うことができるシードテープと紙マルチを組み合わせた資材の使用を試みた.試作紙マルチを用いた栽培によってコマツナおよびカブでは90 %を超える出芽率が得られ,ハツカダイコンおよびニンジンでも80 %以上の出芽率が得られた.また,試作紙マルチを用いたコマツナ栽培では,シードテープを用いて播種した無マルチ区に比べて生育が促進され,収量も増加する傾向にあった.さらにこのマルチを用いた栽培により,除草作業に要する時間は約1/10にまで短縮された.