園芸学研究
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育種・遺伝資源
ニンポウキンカン‘勇紅’の倍数性周縁キメラの証明とその形態的特性
安田 喜一國武 久登中川 匠子黒木 宏憲八幡 昌紀平田 力也吉倉 幸博川上 郁夫杉本 安寛
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2008 年 7 巻 2 号 p. 165-171

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抄録
宮崎県串間市でニンポウキンカンの変異体として発見された登録品種‘勇紅’(登録番号第14416号)について,倍数性解析ならびに形態的特性について検討した.‘勇紅’の倍数性を調査した結果,18本と36本の染色体を有しており,二倍体と四倍体の倍数性細胞キメラであることが確認された.また,フローサイトメーターによる解析と形態的特性から,‘勇紅’は組織起源層の第I層が二倍体,第II層と第III層が四倍体である倍数性周縁キメラであることが推察された.‘勇紅’は二倍体と比較して丸く,厚い葉をもち,花および花粉は四倍体と同程度に大きく,果実は四倍体より大きかった.さらに,それらの果実特性に加え,‘勇紅’は種子が少なく,厚皮であり,キンカンにとって望ましい形質を有していた.
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© 2008 園芸学会
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