抄録
リンゴ‘ふじ’,‘秋田紅あかり’とわい性台木‘JM7’,‘M.9/マルバカイドウ’,‘M.26/マルバカイドウ’を用い,接ぎ木当年にフェザーの多発した1年生リンゴわい性台木苗を育成しようとした.不織布ポットとBAを利用した育苗法によりフェザーの多発した生育の優れる1年生苗木を得られることが明らかとなった.また,不織布ポット栽植の苗木は接ぎ木時期によって新梢長,幹周,フェザー総長,フェザー平均長に差が生じ,接ぎ木時期が早いほど生育が優れた.温室を用いた2月と3月接ぎ木区では,BA処理により‘ふじ’で10~15本,‘秋田紅あかり’で5~13本のフェザー発生苗が育成できた.これらのことから,本実験のリンゴわい性台木苗育苗法により,フェザーが10~15本発生した1年生リンゴわい性台木苗を育成できることを実証した.