園芸学研究
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原著論文
トウガラシ幼植物の茎葉を食用とする新しい野菜に含まれる一酸化窒素ラジカル(NO)産生抑制物質
田中 義行大津 圭吾中村 年一細川 宗孝山口 加乃子金沢 和樹矢澤 進
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2008 年 7 巻 4 号 p. 491-497

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抄録
本実験では,トウガラシ‘CH-19甘’および‘京唐菜’茎葉中のNO産生阻害成分について調査した.‘CH-19甘’の葉および果実を用いて,NO産生抑制活性の細胞検定を行った.葉のアセトン抽出物の複数の画分で強いNO産生抑制活性が認められた.カラムクロマトグラフィーにより葉のアセトン抽出物から,NO産生抑制成分の一つとしてアピゲニンを分離同定した.アピゲニンがポリフェノールの一種であることから,軟弱野菜用品種‘京唐菜’の茎葉中のポリフェノール組成を調査した.‘京唐菜’に含まれる主なポリフェノール類は,アピゲニン配糖体およびルテオリン配糖体であることが明らかになった.また,アピゲニン配糖体,ルテオリン配糖体の含量はそれぞれ平均227.0,29.3 μmol・100 g−1FWであった.
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© 2008 園芸学会
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