生存圏研究
Online ISSN : 2758-4259
Print ISSN : 1880-649X
森林圏ー大気圏のガス交換フラックス計測のための分光技術
高橋 けんし
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2025 年 21 巻 p. 10-20

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抄録
森林圏を含む陸上生態系と大気圏との間の運動量,エネルギーおよび物質の交換速度(フラックス)に関する研究は、グローバルな炭素循環に陸域生態系が果たすの役割と機能を解明するという観点から非常に重要であり、世界的に推進されている。ガスフラックス計測のためには、研究対象とするガスの濃度を高精度かつ迅速に計測できる分析装置が必要となる。本稿では、分光技術を用いた大気微量成分の高感度検出法の基礎原理を紹介する。特に、近年に発展してきた、共振器(光学キャビティー)を利用する新しい分光法のいくつかを取り上げる。また、筆者らが分光計測技術を応用して行っている、温室効果気体や大気汚染物質のフラックス計測の実例についても紹介する。
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© 2025 京都大学生存圏研究所
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