人間福祉学会誌
Online ISSN : 2435-9254
Print ISSN : 1346-5821
更生保護における就労支援の現状と課題
更生保護就労支援事業の受託団体職員を対象とした質問紙調査の分析から
中村 秀郷
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 23 巻 2 号 p. 9-16

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抄録
本研究の目的は、実践現場から見た更生保護における就労支援の現状と課題を明らかにすることである。令和4 年度に更生保護就労支援事業を受託した全25団体に対して質問紙調査を実施した。分析結果から、本事業の成果として、(1)受託団体は更生保護における支援機関等との連携強化に繋がっていること、(2)受託団体は就労支援のノウハウ習得及び財政基盤の安定に繋がっていること、(3)職員は再犯防止と改善更生に繋がっていることを実感していること、(4)職員は受託団体内部及び保護観察所との連携体制が業務の困難性軽減に有効と感じていること、が明らかになった。また、本事業の課題として、(1)職員は保護観察官と同じような困難性を感じていること、(2)職員は支援期間終了後においても協力雇用主へのフォローアップを行い、苦労することがあること、が示された。本研究は、受託団体職員から見た就労支援の現状と課題の一端を明らかにした。
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© 2024 人間福祉学会
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