抄録
目的:ベテランと新人の救急救命士が救急現場で緊急度を判断するためのプロセスの違いを明らかにする。
方法:ベテラン救命士6 名、新人救命士5 名にインタビュー調査を行い、テキストマイニングで解析し、それぞれの
語をクラスター分析により類型化し統合する。
結果・考察:単語頻度分析によりベテラン救命士は50語12クラスター、新人救命士は60語12クラスターに非階層クラ
スター分析した。ベテラン救命士は、〘コールバックにて家族から聞いた状況や傷病者の声質から緊急度をイメージする〙を行うことで、現場到着前に緊急度の予測を行っていると考える。新人救命士は、【傷病者のバイタルサインや症状から緊急度を判断する】ことから、情報を収集した後に、緊急度の判断を行っていると考えられた。
結論:ベテラン救命士はコールバックの情報から緊急度をイメージすることができ、新人救命士は、現場到着後の情
報から緊急度を判断していた。