抄録
本研究は、がん体験者ががん相談支援センターをより効果的に活用できるよう、年代別の利用しやすさと障壁の特徴を比較分析し、活用促進のための対策を検討することを目的とした。Web アンケート調査を通じて、利用状況と年代との関連をクロス集計およびχ ² 検定(残差分析)により分析した。その結果、医師からの利用推奨は高年層に有効であり、物理的環境では立ち寄りやすさや入りやすさが重要な要因であることが示された。また、利用に対する認識(認知)面では、利用の有効性への懐疑や抵抗感を軽減するため、年代に応じた情報提供が活用促進に有効であると考えられた。