国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
企業R&Dにおける機能集約型研究開発組織の実践事例と考察
プログラムマネジャーの役割と組織学習機能の視点
岡崎 昭仁川治 孝之三宅 博
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2017 年 12 巻 1 号 p. 110-119

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抄録
日本の製造業は、新興国の台頭などにより経営環境が厳しくなっている。製造業にとって研究開発は重要な課題である。前報では、商用車メーカーND社における機能集約型組織を概説してP2Mの視点から考察することでその有効性を明らかにしてきた。本報告では、①組織において重要な役割を果たしてきたプログラムマネジャー(以下、PgM: Program Manager)を深く考察し、その実態を示す。続いて、②組織学習機能の視点から機能集約型組織を考察し、進化の実態を明示する。これらの考察結果から、研究開発組織のあるべき姿の1つを提案する。
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© 2017 International Association of P2M and Authors
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