抄録
SDGsは世界共通の開発目標であり、かつ地域や個々のステークホルダーの特有の事情を踏まえた仕組みであるべきである。かつ、個々の人間や企業の活動の積み上げ的な要素もあり、SDGs関連活動推進のプラットフォーム、とりわけSDGsの個々の取り組みを常に参照でき、様々なステークホルダー間の情報交換が容易にできるような大規模プラットフォームの形成が重要となってくると思われる。今日、これらの大規模プラットフォームは、国際的な規模でかつリーズナブルなコストと人的資源で運用でき、かつ既存の自治体や企業のポイントシステム等が相乗りできる仕組みが求められている。本論ではP2Mの手法を用いて、ブロックチェーン等の技術を応用したプラットフォーム実装を提案する。