国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
システムデザイン方法論を用いた地域活性化のプログラムデザイン
富田 欣和
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2020 年 14 巻 2 号 p. 37-57

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抄録
地域活性化の推進には個別ニーズを充足させるボトムアップアプローチだけでなく、全体最適を図るトップダウンアプローチも重要である。しかし、性質が違うアプローチを統合的に用いるためには、アプローチ間をシームレスに繋ぐことによる包括的な設計方法論の活用が必要となる。 そこで、本研究では北海道奥尻町の総合計画立案の事例をもとに、地域活性化プログラムをひとつのシステムとして捉え、目的・方法論・方法の3レイヤーから構成された地域活性化プログラムデザイン方法論を設計した。そして、持続的な地域活性化のために、プログラムデザインの結果を継続的に検証するための奥尻QOL調査を開発した。多様なステークホルダーに対する非構造化インタビューにより、プログラムデザインの有効性について確認した。
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© 2020 International Association of P2M and Authors
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