国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会誌
Online ISSN : 2432-9894
基本思想を中心とする日本型イノベーションモデルの優位性 : 日本型と米国型の比較に関する枠組みによる検討
藤井 誠一
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ジャーナル オープンアクセス

2008 年 3 巻 1 号 p. 147-157

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抄録

統合マネジメント実践の代表と考えられるトヨタは、日本型イノベーションの象徴として世界中から注目を集める。このような日本型イノベーション企業は、米国型と比較してどのような優位性を持つのか、先行研究により検討を行った結果、基本思想の重要性について知見を得た。その基本思想に関する日本型と米国型の比較において、継承されるものの違いを仮説として、一つの枠組みを提示する。その上で、グローバルな競争を行っている家電業界に注目し、日本型の実践者と考えられるシャープにこの枠組みを当てはめ、適合性について検討を行う。そして、この枠組みの展望について考察する。

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© 2008 一般社団法人 国際P2M学会及び著者
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