国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2008 春季
セッションID: C-1
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C-1 情報投資マネジメントサイクルの構築(サービスチーム・イノベーショントラック,サービス化社会における知識結集型プロジェクトマネジメント-イノベーションとサステナビリティの基盤と方法-)
小松 昭英
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抄録
情報投資を事前評価するのに、一般の設備投資と同様、種々な経済性評価指標の適用が試みられた。しかし、製造業についてすらも、情報投資を設備投資と無関係な1つの独立したプロジェクトとして評価しようとしてきた。そのため、付加価値の定量的な算定が難しく、標準的な評価方法が確立されることはなかった。そこで、収益性指数あるいは正味現価比の2つを選び、5年間の実績割引キャッシュフローに当て嵌めて、設備投資と情報投資の収益性指数と,年次正味現価利益率を求めた。この2つの経済性評価指標を情報投資の事前評価に使用すれば投資マネジメントサイクルを構築できることになる。特に、平均収益性指標の実績の標準偏差は、当該投資プロジェクトのリアルオプションの算定に適用出来る。
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© 2008 International Association of P2M and Authors
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