国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2009 秋季
セッションID: B-2
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B-2 コスト削減策の検討と検証 : ファイナンス知見モデル(モデル化、システム化/活性化と組織,経済危機を突破するイノベーション経営の仕組みと仕掛け-新たなものづくり、ことづくり、絆づくり-)
堀口 正明
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抄録
コスト削減は常に経営上の課題である。本論では、固定費、変動費でのコスト削減策を検討して、その効果を財務モデル(本年5月本学会ビジネスセミナーで紹介)を利用して、損益面、投資評価含めて検証を試みた。具体的には、固定費・変動費での同額のコスト削減の効果を比較してみた。結論は、コスト削減策では、固定費削減策が損益分岐点売上を低下させる効果があるも、売上見込み次第では変動費削減策の効果が優越する。また固定費削減といっても、現金流出を伴わない削減策、例えば減価償却費用削減はキャッシュフロー面での不利も考慮にいれる必要がある。P2Mマネージメントでは、削減策採用でも、モデル化による検証が求められる。
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© 2009 International Association of P2M and Authors
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