国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2013 秋季
セッションID: A-3
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A-3 気候変動対策へのP2M適用に関する考察 : ISO認証制度を活用したMRVスキームモデルの構築(開発マネジメント理論トラック,グローバル時代の経営と開発マネジメント」~成果を追求するP2Mによる研究、技術、事業、社会への波及~ 市場と公益が共存できるビジネスモデル創出を目指すプログラムマネジメントを考える)
小川 隆雄栗原 崇伊藤 公紀
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抄録
第18回気候変動枠組条約締約国会議(COP18)は2012年末に開催され、2020年から新たな枠組みを開始することが合意された。次期枠組みでは途上国の参加が鍵となるが、途上国の削減行動の実効性を高めるために導入されたのがMRV(測定・報告・検証)制度である。MRV制度については2007年から検討されてきたが、具体的な実施方法は未定である。本稿では、MRV制度の検討にはP2M理論によるアプローチが適していると考え、3Sモデルを適用しMRV制度の実行スキームモデルの構築を行った。具体的には、民間主導により世界で広く実施され、MRV制度と共通の構造(PDCAサイクル)を持つISO認証制度を利用することで、途上国にも受け入れが容易でかつ実効性の高い国際枠組み(ISO-MRV)の構築を試みた。
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© 2013 International Association of P2M and Authors
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