主催: 一般社団法人 国際P2M学会
会議名: 第22回秋季研究発表大会
開催地: 東京農工大学小金井キャンパス工学部 講義棟
開催日: 2016/10/01
p. 69-81
林田と舩島らは,特定の研究開発事例に対し,磁性モデルを用いた分析により,成功・失敗事例のデータ上の特徴を定量的に区別し,可視化できることを報告している。このモデルの普遍性/有効性を実証する為、NEDOプロジェクトの追跡調査の大規模データを用いて、シミュレーションを行った。まず化学系企業での成功と失敗事例にモデルを適用し、成功・失敗事例のデータの特徴を定量的に区別できた。次に異分野の研究開発事例にも本モデルを適用した結果、同様なデータの特徴および傾向を得て、モデルの普遍性/有効性を実証できた。更に成功と失敗事例の差分解析の知見より、現行プロジェクトの改善へのフィードバックの可能性が示唆される。