抄録
日本の製造業は、世界の潮流であるIoTやIndustry 4.0 の対応をスピーディに行わなければならない。そのためにハードウエア・ソフトウエアの知識だけでなく、データ分析能力、そしてその問題を解決する論理的思考まで、広範囲な知識を持つ人材を育成する必要がある。そのため青山学院ヒューマン・イノベーション・コンサルティング株式会社では、上記をプロデュースできる人材育成プログラムの研究開発を行っている。その人材育成プログラムにプロジェクト&プログラムマネジメント(P2M)を適用し進めてきた。そこで本研究の目的は、その概要を論じつつ、2016年3月より新設したスマートファクトリープロジェクトの具体的なカリキュラムや受講者像など論じる。最後に、P2M適用の成果と見えてきた課題を論じる。