抄録
P2M におけるプログラムマネージャーは、解決すべき課題を抽出して改善に導く役割が求められる。そのためには、現場に合った方法を考え現場力を活かす演出が重要である。演出とは、現場が結束して新しい価値を共に創り上げていく共創のプロセスである。その実現には、上に立つリーダーとしてのプログラムマネージャーとともにプログラムオフィサー という存在が必要である。プログラムオフィサーは、システム思考を身につけ、現場に入り込んでコーディネートを行いながら、ミッション達成のために「場」の雰囲気を盛り上げて、組織を変えていく役割を担う。本論文では、現場の能力を最大限に引き出して、競争力へと 高めるために必要なプログラムオフィサーの役割について考察する。