国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2021 秋季
会議情報

P2M手法を活用した環境保全活動推進フレークワークの提案
小売店舗を環境活動のプラットフォームとする事例
*山本 百合子永井 祐二岡田 久典山崎 晃
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p. 270-286

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抄録
SDGs が制定され、人と自然との共生が、重要な社会課題のひとつと捉える。各地域におけるボランティアによる環境保全活動は、ひとりで取り組む活動より、各地域の学校、NPO 団体、家族等の周囲の人たちと一緒になって活動をしている場合が多い。地域の生活者は、各地域の環境を守るため、身近な人と連携し、地域に根差し、地域ならではの環境課題に取組んでいる。一方で、ボランティアの環境の取り組みが地域全体に周知されず、活動の拡大を図ることが困難であるという課題がある。そこで、本課題の解決のため、P2M を活用することを着想した。本研究では、ボランティアと生活者を繋ぐ「場」として、生活圏に有る小売店舗を共有化し、活用することにより、地域密着型の環境 NPO の活動を推進するフレームワークの提案を行う。環境 NPO の人たちの近くにある小売店舗やその小売店舗の従業員が、連携することにより環境 NPO 側の成果が大きく変わると仮定した。環境 NPO の環境保全活動の推進を図るため、ボランティアのプラットフォームマネジメントを中心に P2M が適用可能であることを考察した。
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© 2021 International Association of P2M and Authors
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