主催: 一般財団法人 国際P2M学会
会議名: 第31回 国際P2M学会春季研究発表大会
開催地: 慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科
開催日: 2021/04/18
p. 150-164
社会の高度化、複雑化に伴い、変化する要求に適応できるレジリエンスの高い組織作りが求められている。青山学院大学では、2013年からインストラクショナルデザイン手法を用いてプロジェクト型学習(PBL: Project-Based Learning)を適用した授業を実施している。しかしながら、PBL実施時に学生の観察力不足等により問題解決に至らない場面や、問題解決に至っても創造性に欠けるケースが散見されたため2016年からP2Mを応用した教育組織を導入した。本研究では、PBL実施時の支援体制としてプログラムマネジメントとプロジェクトマネジメントに従事するメンバーの個別学習支援を可能にするアダプティブラーニング環境を検討した。検証の結果、アダプティブラーニング環境の活用がレジリエンスの向上に効果的である可能性が確認された。