抄録
本研究は、国際的なオンラインプログラムの成果を高めるコミュニケーション手法を明らかにするために、2012年より公益財団法人イオン環境財団の主催で実施されてきたアジア学生交流環境フォーラム(Asian Students Environment Platform)に着目する。
まず、対面のコミュニケーションに対してのCMC(Computer-Mediated Communication:コンピュータなどデジタルデバイスを介したコミュニケーション)の強みと限界を理解する。そして、従来のWeb会議サービスに加え、アバターで身体性を表現するメタバースを活用してオンラインでのコミュニケーションをリアルのコミュニケーションに近づけ、あるいは超えるために必要な要素を、プラットフォームマネジメントなどP2Mのフレームワークを用いて考察する。