抄録
これまで稲作・木質を中心としたバイオマス利活用の研究開発プロジェクト群の社会実装プログラムを題材にしたプロファイリングマネジメントの事例報告を行ってきた。過去の報告を踏まえ、本報告では各研究開発プロジェクト群が地域実装段階に進むためにプログラム統合マネジメントを用いる。技術習熟度と社会習熟度の評価をプログラム全体に実施することに加え、研究開発プロジェクト群の生み出す出発物質・最終物質を把握することで、研究開発プロジェクト群と地域のステークホルダーが創出する価値を明確にする。また、プロジェクト間の関係性およびモデル地域のステークホルダーとの関係性を分析することで、プログラム構造を明らかにするアーキテクチャマネジメントを行う。最終的に本プログラムの価値創出の構造をバランストスコアカード戦略マップで仮説立て、モデル地域での実装シナリオを構築する。