抄録
人口減少や少子高齢化、それに加えて地域経済の停滞などにより、さまざまな地域課題が顕在化している。そのため、多様なステークホルダーの連携を基盤としながら、さまざまな地域資源を活用し、新たな地域の価値を創出して地域の魅力を高める地域マネジメント求められている。本研究では、自然と共生する町づくりとして有名な宮崎県綾町の事例を、P2Mの3Sモデルと創造的統合マネジメントから分析を行った。宮崎県綾町は、実行の力の高いリーダーが存在し、地域づくりのプログラムを3Sモデルによって実施された。特に、参加するステークホルダーの主体性を高める自治公民館のプラットフォームが有効に機能した事例と考えられる。本事例から、自然資源を活用した地域づくりのプログラム構築のマネジメントを検証する。