電気学会誌
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解説
重粒子線を用いたがん治療の最前線
松藤 成弘岩田 佳之
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キーワード: 重粒子線, がん治療, 加速器
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2017 年 137 巻 6 号 p. 365-368

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抄録

1.重粒子線がん治療の概要

放射線の医療応用の歴史は古く,1895年にレントゲンがX線を発見した翌年には早くもがん治療が試みられた記録がある。その後,今に至る放射線治療の歴史は,いかにして腫瘍に必要十分な効果を与えつつ,周囲の正常組織へのダメージを低減させるかの歴史ともいえる。

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