抄録
直流分捲發電機の自己勵磁によろ電壓確立の遲れが、界磁回路の定數及び磁氣飽和曲線と如何なろ關係を有すろかを理論的に論じ、且つ實驗の結果を示す。一定の回轉速度に於て界磁回路の抵抗を種々の値に變ずろ時は、電壓確立の遲れがあろ値の抵抗に對して最高値を有すろ。磁氣飽和曲線にpoint of inflexionがあろために、残留磁氣が僅少なる時は確立の遲れは、計算の結果よりは著しく大きい。
此報告は次の諸項を含む
I 緒言
II 理論的解法
III 電壓確立の遲れ、及び計算より求めた曲線
IV 實驗及び其吟味
V 結論