電氣學會雜誌
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ユングストロームタービンの工作法に就て
黛三 喜男
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1926 年 46 巻 451 号 p. 193-208

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抄録

ユングストローム、タービンはラヂアルフロー、ダブルロテーションの理想を實現したるが爲めに、蒸汽消費量の減少、重量並に据付場所の輕減等に於て、卓越せる特徴を有して居る。是等は優秀なる設計に依る事は勿論なれ共、尚理想的の構造を實現するが爲めに從來の工作法にのみ拘泥せずして、斬新なる工作法を適用せし事に起因するのである。
即ち其インナーパートにエキスバンシヨンリング、ラゼリンスデイスク、シヤフトバツキング及コンバンドデイスク等を採用し、ブレードの組立に鎔接を用ひ又各リングの固定法としてローリングを應用したる事は、全く本タービンを成功せしめたる所以なるを以て、其大略を述べ、尚本タービンは一見甚だ繊弱に見ゆるが爲めに、取級上不安なるが如く思惟せらるゝ向きあるも、最も進歩せる工作法によりて理論的に製作すれば、夫は全く杞憂に過ぎぬと云ふ事を記述したのである。

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