照明学会 全国大会講演論文集
平成21年度(第42回)照明学会 全国大会講演論文集
セッションID: 41
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光環境評価システムを用いた照明計画の検討
実環境と3DCGによる光環境評価と予測
*山田 哲司森下 大輔江湖 俊介中村 芳樹
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抄録
人間の視覚特性に基づく光環境評価は、照明計画において良好な視環境の提供のみならず、照明による消費電力の削減などの観点からも重要なテーマである。これまでに中村らは輝度画像を用いて、視覚系の多重チャネルモデルに基づいた、明るさ、目立ち度、視認性の評価方法を提案している。本稿では、これらの新技術を活用するために開発した光環境評価システムの概要を紹介する。次に、本システムを用いて実環境の光環境評価、3DCGによる光環境予測を実施したので、その結果について報告する。開発した光環境評価システムは、はじめに写真測光により空間の輝度分布を測定するか、3DCGにより輝度分布を作成する。次にコントラスト・プロファイル法により、明るさ、目立ち度、視認性の評価画像(=クオリアイメージ)を算出する。本システムでは定量的かつ多次元的な光環境評価が可能となり、照明計画の際に有用なシステムとして活用できることが期待できる。
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© 2009 照明学会
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