画像電子学会誌
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論文
点群データから欠損を検出する一手法
粟野 直之西尾 孝治小堀 研一
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2011 年 40 巻 5 号 p. 882-890

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抄録

CGやCADにおいて三次元形状を作成する際,従来はモデリングソフトウェアを用いていたが,近年では実物を計測するだけで三次元形状を作成することができる三次元スキャナが広く用いられている.しかし,三次元スキャナから得られるデータは点で形状を構成する点群データであり,計測対象の表面材質や計測漏れなどによって欠損を含むことが多い.そこで,不完全な箇所を検出することで再計測や補間を行えると考えられるため,計測した点群データの欠損を検出する手法を提案する.提案手法では,点群データを多視点から見た二次元画像上でエッジ検出を行い,二次元画像上での欠損を検出する.そして,その結果を点群データに反映させることで欠損を検出する.また,グラフィックボードを用いて実装することで高速に検出できるようにする.

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© 2011 一般社団法人 画像電子学会
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