画像電子学会誌
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論文
Fast Level Set Methodに基く相互オクルージョン領域を含む人体の形状推定手法
池城 和夫今村 弘樹崔 龍雲
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2013 年 42 巻 2 号 p. 238-248

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抄録
本論文では,Fast Level Set Method (FLSM)に基づいた三次元形状復元において,2体の人体間における相互オクルージョン発生にも対応可能な人体形状推定手法を提案する.従来のFLSMを用いた手法では,2体の人体間に相互オクルージョン生じた際,FLSMに対し拘束を与えるため,相互オクルージョン発生状態で人体の姿勢が変化した場合,正確な人体形状復元を行えない.そこで,提案手法では,相互オクルージョン発生時における人体の概形領域を直接求め,FLSMによる特別な拘束を必要としない人休概形復元を実現する.さらに,復元した人体概形から抽出した姿勢情報をもとに,相互オクルージョン発生寸前にFLSMで復元した人体形状のパーツを再構成することで,より実際の人体に近い形状推定を実現する.
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© 2013 一般社団法人 画像電子学会
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