医療と社会
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委託研究論文
医療の情報化を実現せしめる基盤情報技術の確立と医療マネジメントへの応用
相磯 貞和矢作 恒雄
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2009 年 19 巻 2 号 p. 131-140

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抄録
 安全・安心で高度な医療を効率的に実現する為には,次世代医療情報システムの実用化が必須である。本稿では,医療現場からの視点にたって,現状の医療情報戦略の問題点を考察するとともに,医療マネジメントの質の向上を実現せしめる新たな情報技術の可能性を検討した。
 現時点では近い将来の医療を支える医療情報ネットワークの基盤技術は未だ十分に整備されておらず,1)ヒトという極めて精緻な複雑系から発せられる情報をデジタルの形で把握し処理するという技術障壁,2)ネットワークにおける医療情報のセキュリティシステムの構築困難,3)データベース技術の実用化,4)大量な情報の伝達技術の4つが主たる課題である。今後,医学・医療,情報工学,経営学の各専門家による multi-disciplinary な議論を通じて情報戦略を構築することによって,これらの技術的プレークスルーを実現しなればならない。
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© 2009 公益財団法人 医療科学研究所
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