本研究では,医療材料SPDにおける業務委託について,業務範囲の観点から定量的に導入状況・評価を明らかにすることを目的として,2023年に実施した2回のアンケート調査回答を連結して分析した。
結果として,SPD業務の業務委託は78.3%の病院で行われて,「搬送業務」「発注業務」の導入率が高く,「患者別使用資材取揃え業務(手術室)」「新規採用物品提案業務」の導入率が低かった。SPD業務の評価については,満足度としては「全般的な満足度」は高いものの,課題としては「委託金額(妥当性)」「業務の評価方法」「担当者の能力」「取得データの活用」が挙げられていた。
また委託されている業務については3パターンが抽出され,タイプ1(委託度合い:小)~タイプ3(委託度合い:大)につれて業務委託範囲が拡大していた。タイプ別の評価については,とくに大きな評価の差はないものの,「調達価格」「病院側との業務区分」などで評価が分かれていた。
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