抄録
環境配慮設計はそのガイドがIECやISOにおいて示されるなど国際的に注目されている。環境配慮のためのアプローチは多岐に渡るため、企業は複数の設計案から最も効果の高いものを合理的に選定することが求められる。環境配慮設計には製品ライフサイクルを思考することの重要性が指摘(IECガイド114)されているが、その評価手法が具体的に示されているわけではない。製品LCCBA委員会では、NEDOファンドの下、電気電子製品企業と連携してエコデザインのための手法として製品ライフサイクル費用対便益手法の開発を行った。本発表では、研究会での主な活動と成果について紹介する。