日本LCA学会研究発表会講演要旨集
第3回日本LCA学会研究発表会(会場:名古屋大学)
セッションID: D2-12
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費用便益(13:20-15:20)
RoHS対応電気電子機器構成部品の化学分析とLCCBA向け静脈プロセス入出力量算定支援ツールへの適用
*井伊 亮太伊坪 徳宏
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抄録
 本研究の目的は、電気電子機器のLCCBA(Life-Cycle Cost Benefit Analysis)の実施を支援するため、廃棄過程での環境負荷量等を推計するツールを構築することである。前回発表では、重金属類の含有量に基づき焼却処理及び埋立処分からの排出量を推計するモデルの検討結果を報告した。  現在、多くのセットメーカーにおいて製品や部品中の化学物質含有量情報が整備されつつあり、LCAへの利用可能性が高まっていると思われる。しかし、現時点では、公表されている部品データから基板等の組立品ベルで含有量を推計することは容易ではなく、また、WEEE中の含有量を直接分析した研究はRoHS指令対応以前の製品を対象とした事例が多い。  本発表では、RoHS指令に対応した電気電子機器の構成部品の化学分析を行った結果の本ツールへの適用について示すとともに、ツールの開発状況を報告する。
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© 2007 日本LCA学会
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