抄録
水の評価は現在、世界各国の専門家による協議によりISO14046として規格化されようとしており、日本も水消費による環境影響評価を積極的に評価する必要があると考える。水の環境影響評価の問題点として日本のデータベース(2009 小野)は水量、水の種類(雨水、河川水、地下水、回収水)や用途(消費水)の提示はしているが、海外のウォーターフットプリントの評価手法や定義とは隔たりがあることや作物種により直接投入される水量が異なるがデータベースに反映されきれていないといった問題点がある。本研究では上記で述べた問題の解決を目指す。